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機巧少女は傷つかない【海冬レイジ】

2010年07月04日


機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing   機巧少女は傷つかない〈2〉 Facing   機巧少女は傷つかない3 Facing

2chの、『最近のラノベ』っていうコピペに、

  

というのがありまして…。流れとしては、他のレーベルを調べてみたら、
どこもおんなじで「ガーン!(死語?^^;)」っていうお約束通りでしてね。
そこで例に挙げられている作品の一つが、コレ!ですね。

まあ、そう言われると、どんだけー(古っ。2回目だっ!^^;)なのか
読んでみたくなるじゃないですか。

著者の海冬レイジさん、パねーっす。 2003年デビューで、デビュー作のバクト!が7巻、 グリモアリスが8巻。

バクト! (富士見ミステリー文庫) バクト!〈7〉The Gambler (富士見ミステリー文庫) 夜想譚グリモアリスI  かくてアダムの死を禁ず (富士見ファンタジア文庫) 幻想譚グリモアリスV  天の座に咲け叛逆者 (富士見ファンタジア文庫)

で、機巧少女は傷つかないが、今月の23日で3巻発売って、すっごい仕事量ですなっ。
これだけでてるってことは、売れてるってことで、期待に胸が膨らみます。名誉巨乳です!

ということで、パネーよ海冬レイジさんの最新シリーズ、でいいのかな、
『機巧少女は傷つかない1』(マシンドールはきずつかない、と読むらしい)です。


全体として、とにかくよく出来ている。『なにか得体のしれない目的で戦う主人公。外界とは隔絶された学院内で、血生臭い競技会が4年毎に開かれている。』といった、おどろおどろしさと、『妹的ポジションのヒロインとツンデレ優等生が、主人公を挟んで火花を散らす』いかにもな、学園モノの楽しさが、違和感なく融け合ってる感じですな。

おいらは、シリアス一辺倒でストーリが進むと、『やめてよー、ラノベなんだから、楽しくやろうよー』って想うし、かと言って、萌え掛け合いばっかり続いてしまうと、『どこの生徒会だよー。話進めてよー』って想う人なので、大好物ですよ、こんな感じ。


世界観としては、魔法+スチームパンクの世界です。魔法とメカの力で動く、人形をつかって、人形遣いが異能バトル繰り広げていて、4年に一回『夜会』と呼ばれる、天下一武道会的なものが開かれ、優勝者には、望む全てが与えられるみたいっす。主人公が、日本から天下一武道会の開かれるイギリスへふらりと渡ってきた処から、おはなしが始まります。

主人公は、人形使いで、いろいろ背負ってる過去とか、兄への劣等感とかいろいろありそうだけど、基本的に『女の子には振り回されるけど、正義感で困っている人は、だまってても助けてやるぜ』の人ですな。説教しない上条さんと言ったところですかね。あ、それから、死に絶えた名門魔術師の家系っていう、われら厨二系王道の設定も持ち合わせております。抜かりない!

ヒロインは、主人公のパートナーたる人形です。物理攻撃ではほぼ無敵でありつつ、清楚な乙女の姿という、長門で天使で、いまの王道ですね。さらに、主人公にデレデレで、スキあらば夜の人形としても寵愛を受けようっていう腹積もりを隠す気配がありません。最高です!後期タバサのリミッター解除版とも言えるかもしれません。(今挙げた例は…、基礎知識としてOKの範囲だよね? ハルヒとangel beatsとゼロ魔だが。^^;)


人物相関図としては、

  

っといった感じですな。

あれ?うーんうーん。頑張って相関図かいてみたけど、意味ないね。これ。なんかこの作品の面白さというか、こんな感じなんです!が伝わってない気がするな。どうしよう。ジャンル分け図にしてみる??うーん。

  

ってのはどうだろう。おっと、名前をまだ書いてなかった!主人公は赤羽雷真、ヒロインは夜々(やや)ですな。あと、夜々とぷちバトルになるツンデレちゃんは、シャルロット・ブリューって名前で、伯爵令嬢。ルイズ的な感じが実に萌えますなw

異能バトルを軸に、学院ラブコメが展開している。主人公TUEEEだけど、やな感じじゃなく、まっすぐに正義の味方。姉や妹、メイド萌えはないが、たまに『〇〇かわいいよ〇〇』とか、『大事なことなので2回言いました』的な、「ああ、あれね!」があって、オタクとしては楽しい感じ。伝わっただろうか??

一言でまとめると、ラノベ好きみんなに勧められる、文章力もバッチリな100点満点な作品です!

もうすぐ第三巻もでるので、いそいで続きを読まねばならないところですな。

    




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